研究課題/領域番号 |
18K08602
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
神野 浩光 帝京大学, 医学部, 教授 (20216261)
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研究分担者 |
砂村 眞琴 東京医科大学, 医学部, 兼任教授 (10201584)
杉本 昌弘 東京医科大学, 医学部, 教授 (30458963)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 乳癌 / 血液 / 診断 / メタボローム / マルチオミックス |
研究成果の概要 |
術前化学療法を施行したstage I-IIIの乳癌患者66症例から化学療法施行前および施行後2週間目の血清を採取し、網羅的メタボローム解析を施行した。サブタイプ分類としてはluminal 16症例、HER2 33症例、triple negative 17症例が含まれている。術前化学療法の治療効果としては30例に病理学的完全奏効 pCRを認めた。pCR群とnon-pCR群の施行前血性のメタボローム解析を比較したところ、3-Indoxylsulfateがnon-pCR群において有意に高値であった。
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自由記述の分野 |
乳がん患者におけるメタボローム解析
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
メタボローム解析によって得られた効果予測マーカーを臨床情報と合わせて解析することにより、定量的かつ客観的な指標で癌を特徴化することができれば、化学療法の個別化や、さらには予後予測などへの活用も期待できる。医療の標準化で陥りやすい過剰医療を防ぎ、個別医療化に向けたマーカーを同時に探す研究例は、学術的な成果だけでなく、医療経済的なインパクトが高い。
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