| 研究課題/領域番号 |
18K08608
|
|---|
| 研究機関 | 近畿大学 |
|---|
研究代表者 |
鷹羽 淨顕 近畿大学, 医学部奈良病院, 講師 (00528573)
|
|---|
| 研究分担者 |
松村 和明 北陸先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 准教授 (00432328)
中井 隆介 京都大学, こころの未来研究センター, 特定講師 (10576234)
東 高志 京都大学, 工学研究科, 特定研究員 (40378899)
瀧川 敏算 京都大学, 工学研究科, 教授 (50201603) [辞退]
中村 達雄 京都大学, ウイルス・再生医科学研究所, 准教授 (70227908)
|
|---|
| 研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
| キーワード | ハイドロジェル / バイオメカニクス / 梗塞後心筋リモデリング |
|---|
| 研究実績の概要 |
現在のところ動物実験準は準備段階である。残念ながら、京都大学再生医科学研究所における動物実験用のMRI装置が装置の老朽化など諸事情により２０１８年９月に廃棄処分となったため、新規にMRI装置を借用できる研究施設を模索中である。しかし、豚摘出心に様々な物性特性に調節したハイドロジェルを注入し拡散協調画像を京都大学こころの研究所所有のMRI装置を用いて撮像した。また、米国UCSFのCardiac Biomechanical Labo(Dr.Ratcliffe主宰）との共同研究によりハイドロジェルの物性特性により心筋内の分布が有意に変化することが判明した。また、拡散協調画像の解析により健常心筋繊維をできるだけ損傷することなく温存しやすいハイドロジェルの物性特性も解明されつつある。この共同研究により以下の学会発表および論文発表を行った。
１）2019 Society for Biomaterials Meeting,April3-6,Seattle WA ”Myocardial infarction injection of thermoresponsive hydrogel with reactive oxygen species scavenger properties improves border zone contractility"また、この研究内容は雑誌Biomaterialsに投稿した。
２）Left Ventricular Chamber Shape During Vena Caval Occlusion: Improved MRI-based Measurement of the End-Systolic Pressure-Volume Relationship in Normal Sheepを雑誌bioRxivに投稿した。
|
| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
京都大学再生医科学研究所における動物実験用のMRI装置が装置の老朽化など諸事情により２０１８年９月に廃棄処分となったため。
|
| 今後の研究の推進方策 |
国立循環器病研究センターにおけるMRI装置の借用を交渉中である。
また、豚摘出心において得たハイドロジェル物性特性の最適化データを学会発表し論文とする予定である。
|
| 次年度使用額が生じた理由 |
京都大学再生医科学研究所のMRI装置が廃棄処分となり動物実験ができなくなったため。
|
