研究課題/領域番号 |
18K08658
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
田代 良彦 昭和大学, 医学部, 助教 (20636245)
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研究分担者 |
古泉 友丈 昭和大学, 医学部, 講師 (00384412)
榎並 延太 昭和大学, 医学部, 講師 (20334394)
青木 武士 昭和大学, 医学部, 准教授 (30317515)
村上 雅彦 昭和大学, 医学部, 教授 (70255727)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 線維素溶解系 / MMP / 肝虚血再灌流障害 / 炎症性細胞 / サイトカイン |
研究実績の概要 |
初年度の研究計画として、代表者らは、肝切除術を想定した肝虚血再灌流を誘導するマウスモデルの作製を計画し、各種線溶系の阻害剤をモデルマウスに投与する実験を予定した。実験では、各種サイトカイン、プロテアーゼの測定を行い、線溶系の阻害剤を投与することで、サイトカインの抑制やプロテアーゼの活性低下、それによる肝再灌流障害の予防を期待していた。しかし、現在は動物実験計画書の修正を行っているため、動物実験ができず研究が滞っている。動物実験計画書の許可がおり次第、研究を遂行する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
初年度の研究計画として、代表者らは、肝切除術を想定した肝虚血再灌流を誘導するマウスモデルの作製を計画し、各種サイトカイン、プロテアーゼの測定を行い、線溶系の阻害剤を投与することで、サイトカインの抑制やプロテアーゼの活性低下、それによる肝再灌流障害の予防を期待していた。しかし、動物実験計画書の審査が遅れており、動物実験ができず進捗が遅れている状況である。
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今後の研究の推進方策 |
まずは肝虚血再灌流障害のモデルマウスを作成する。そして、マウスモデルが作成されたならば、まずこのモデルにおいてplasminやMMP-9の産生および活性化を確認する。そして、さらにトリガーとして血清中でuPAやtPAの増加を認めることを明らかにすることで、線維素溶解系とMMPとの関連が明らかになると考えられ、まずは上記を今後の課題としたい。また、実験が遅れているため、外部委託できる部分に関しては、外部委託を行い、これまで遅れを取り戻すよう手配する。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究計画書の作成のみで終わってしまい、研究が実施出来なかった。 今後の使用計画に関しては、マウス実験が始まることによって、本研究で使用予定の実験用マウスを購入する。そして、実験の遂行が始まることによって、ELISA測定、ウェスタンブロット解析、遺伝子解析が始める。それにより、化学物質をはじめ、各種抗体、外注検査などに使用する予定である。
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