研究課題/領域番号 |
18K08661
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
海堀 昌樹 関西医科大学, 医学部, 教授 (30333199)
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研究分担者 |
石崎 守彦 関西医科大学, 医学部, 講師 (10509467)
松井 康輔 関西医科大学, 医学部, 講師 (40460828)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | ICG-ラクトソーム / Photodynamic Therapy / 胆嚢癌 |
研究実績の概要 |
In Vitro実験 方法:NOZ細胞(中分化ヒト胆嚢癌細胞株)を2×10 4細胞/100μL培地/ウェルで96個のマルチウェルプレートに播種し、24時間インキュベートした。プレートを、何も添加せずレーザー照射を行わない群(対照群)、ICG-ラクトソームを含まずレーザー照射を行う群(レーザー群)、ICG-ラクトソームを有するがレーザー光をあてない群(ICG-ラクトソーム群)およびICG-ラクトソームを添加しレーザー光をあてる群Photodynamic Therapy(PDT)にわけ実験を行った。翌日、培地を以下のように変更した。コントロールおよびレーザー群はリン酸緩衝食塩水;ICG-ラクトソームおよびPDT群について2mg/mLのICG-ラクトソームを含むPBS(-)。近赤外(810±10nm)レーザー源を用いて、レーザーおよびPDT群を、培地を交換した直後に照射した。レーザーのフルエンス率(mW/cm2)および照射時間は、190mW/cm2および95秒、340mW/cm2および55秒、190mW/cm2および525秒のいずれかの方法で設定した。約18J/cm2または100J/cm2のフルエンスに対応する340mW/cm2および300sである。照射後、各ウェルを新鮮な培地で交換し、0,24,48,72時間インキュベートした。 【照射条件】照射エネルギー密度(J/cm2)及び出力(mW/cm2)の異なる4群 18J/cm2:①高出力⇒340mW/cm2、55秒 ②低出力⇒190mW/cm2、95秒 100J/cm2:③高出力⇒340mW/cm2、300秒 ④低出力⇒190mW/cm2、525秒 【細胞障害】MTT assayを用いて細胞障害度を定量
結果:照射後72時間で、100J/cm2のPDT群とコントロール群では細胞生存率がICG-ラクトソームおよびレーザー群で著しく低下した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
in vitro実験完了し、次にin vivo実験へ進む予定です。
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今後の研究の推進方策 |
in vitro実験完了し、次にin vivo実験へ進む予定です。
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次年度使用額が生じた理由 |
(理由) 次年度に高額な必要物品を複数購入する可能性があるため、研究費の使用を控えていた。 (使用計画) 必要な消耗品等で使用する予定です。
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