研究課題/領域番号 |
18K08674
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
安田 裕美 三重大学, 医学部附属病院, 助教 (60586767)
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研究分担者 |
問山 裕二 三重大学, 医学系研究科, 教授 (00422824)
奥川 喜永 三重大学, 医学部附属病院, 講師 (30555545)
吉山 繁幸 三重大学, 医学系研究科, リサーチアソシエイト (60444436)
大井 正貴 三重大学, 医学部附属病院, 准教授 (40418752)
楠 正人 三重大学, 医学系研究科, 寄附講座大学教員 (50192026)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 胃癌 / 遊離癌細胞 / 腹膜播種 |
研究成果の概要 |
進行胃癌の腫瘍組織をmicroarrayで網羅的解析し、同定された候補miRNA5つのうち3miRNA(miR-30a-5p, -659-3p, -3917)はtesting cohortにおいて腹膜播種陽性症例で有意に高発現で、この3miRNAの複合パネルスコアは腹膜播種同定能でAUC:0.82であった。validationとEvaluation cohortにおいてもこの結果は再現され、多変量解析で3miRNAパネルスコアとともに抽出された内視鏡的肉眼型を組み合わせたリスクスコアの高値例は、各cohortにおいてAUC:0.87,0.76,0.79と高精度に腹膜播種陽性例を同定できた。
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自由記述の分野 |
上部消化管悪性腫瘍
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
網羅的解析ならびに生物統計学的手法で同定した胃癌腹膜播種症例で特異的に異常発現するmiRNAパネルが胃癌腹膜播種同定において有用なバイオマーカーとなりうる可能性を証明した。今後はさらに該当する症例の腫瘍組織/血液/腹水/術中洗浄液を適切にサンプリング、保管管理し、miRNAパネルが胃癌個別化治療の効果予測因子として有用か否かを検証していく方向であり、今回の研究で得られた成果は臨床償却の上で大きな意義を成すと考える。
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