研究分担者 |
盛 真一郎 鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 助教 (00620519)
田辺 寛 鹿児島大学, 鹿児島大学病院, 医員 (40814306)
関 直彦 千葉大学, 大学院医学研究院, 准教授 (50345013)
夏越 祥次 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (70237577)
伊地知 徹也 鹿児島大学, 鹿児島大学病院, 医員 (70791531)
大迫 祐作 鹿児島大学, 鹿児島大学病院, 医員 (80791532)
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研究実績の概要 |
①世界初で食道扁平上皮癌の生検組織から3D培養しオルガノイドの作成に成功し,形成オルガノイドは,作成率,大きさ,形態,継代に各症例で違いを認めていること,さらに 5FUを用いて抗癌剤耐性を確認したところ,癌オルガノイドは化療耐性を示しており,実際の臨床奏効とも相関を認めていることを明らかにし,論文発表した(Kijima T et al, Cell Mol Gastroenterol Hepatol. 2018). ②臨床サンプルの次世代シークエンス解析によって抽出されたマイクロRNA, miR-148a-5p (Fukuhisa H et al, J Hum Genet. 2019), miR-130b-5p(Kawagoe K et al, J Hum Genet. 2020), miR-204-5p(Khalid M et al, Cancers (Basel). 2019)が,胃癌,膵臓癌において,それぞれ,SERPINH1,EPS8,RACGAP1を抑制し,がん抑制に働くことを報告した. さらに,食道扁平上皮癌のRNAシークエンサーの解析結果よりmiR-143前駆体から派生するmiR-145-5p(passenger strand)とmiR-143-3p (guide strand)に着目し,ともに食道扁平上皮癌細胞で癌抑制型マイクロRNAである事を明らかにした。更に、両マイクロRNAが制御する癌促進型遺伝子の探索を行い,HMGA2およびKRT80を見出し論文発表した(Wada M et al. J Hum Genet. 2020).
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