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2020 年度 研究成果報告書

大腸癌のサブクラス分類に対応するマウスモデルとオルガノイドの確立とその臨床応用

研究課題

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研究課題/領域番号 18K08694
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55020:消化器外科学関連
研究機関広島大学 (2019-2020)
独立行政法人国立病院機構(呉医療センター臨床研究部) (2018)

研究代表者

檜井 孝夫  広島大学, 病院(医), 特任教授 (10444689)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード大腸癌のマウスモデル / 大腸癌のサブタイプ分類 / 分子腫瘍学 / FAP / RASシグナル伝達
研究成果の概要

大腸癌のサブクラス分類としてMolecular Consensus Subtype(MCS)の1-4型があり臨床像や治療法が異なる。私共は各CMS分類を再現する新規大腸癌マウスモデルを作製しており、これまでCMS1とCMS2を確立した。本研究では、CMS3とCMS4モデルを確立する目的で、Kras変異型、Braf変異型マウスの腫瘍をKras/Braf野生型マウスの腫瘍と比較したところGreb1がKRAS-BRAF経路の新規標的遺伝子として同定された。またCMS4モデルがPten欠損マウスで作製され、オルガノイドでもCMS4の形質が保たれており、有用なマウスモデルであることが示唆された。

自由記述の分野

消化器癌の分子腫瘍学

研究成果の学術的意義や社会的意義

大腸癌は罹患数が最も多い癌であり女性の癌死亡の第1位であり対策が急務である。大腸癌の臨床像や治療法を4つ亜型(サブタイプ)に分類したMolecular Consensus Subtype(MCS)の1-4型が欧米でも採用されつつある。私共は各CMS分類を再現する新規大腸癌マウスモデルを作製しており、これまでCMS1とCMS2を確立した。本研究では、治療抵抗性のCMS3とCMS4モデルを確立した。CMS3モデルではGreb1が新規治療標的として同定された。CMS4モデルでも、腫瘍の特性や治療法の検索が可能となった。これらのマウスモデルは大腸癌の基礎研究や新規治療法の探索に有用と思われる。

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公開日: 2022-01-27  

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