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2020 年度 研究成果報告書

癌関連線維芽細胞分泌エクソソームを用いた肝癌の革新的治療法の確立

研究課題

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研究課題/領域番号 18K08707
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55020:消化器外科学関連
研究機関九州大学

研究代表者

原田 昇  九州大学, 大学病院, 講師 (80419580)

研究分担者 間野 洋平  独立行政法人国立病院機構(九州がんセンター臨床研究センター), その他部局等, 肝胆膵外科医師 (10792244)
副島 雄二  信州大学, 学術研究院医学系, 教授 (30325526)
戸島 剛男  九州大学, 大学病院, 助教 (40608965)
本村 貴志  九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (50719507)
吉住 朋晴  九州大学, 医学研究院, 准教授 (80363373)
池上 徹  九州大学, 大学病院, 講師 (80432938)
伊藤 心二  九州大学, 大学病院, 助教 (90382423)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードエクソソーム / 癌関連線維芽細胞 / 肝細胞癌 / miRNA
研究成果の概要

癌関連線維芽細胞(Cancer associated fibroblasts: CAFs)は、様々な細胞間情報伝達を介して癌細胞の進展に影響を及ぼしている。Exosomeは様々な癌種で癌進展へ影響を及ぼしている。肝細胞癌微小環境における線維芽細胞由来exosomeの役割について検討した。
肝細胞癌患者の癌部、非癌部よりCAFsおよび正常線維芽細胞を単離培養しexosomeを抽出したところ、肝癌微小環境においてCAFs-exosomeでは抗腫瘍効果のあるmiR-150-3p発現が低下しており、取り込まれた癌細胞内でCDH2の発現が抑制解除されることで癌進展が促進していることが分かった。

自由記述の分野

肝細胞癌の治療

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまで癌関連線維芽細胞(Cancer associated fibroblasts: CAFs)は、細胞間情報伝達を介して癌細胞の進展に影響し、Exosomeは様々な癌種で癌進展へ影響を及ぼしていることがわかっていた。今回初めて肝細胞癌微小環境における線維芽細胞由来exosomeの役割について検討したところ。肝癌微小環境においてCAFs-exosomeでは抗腫瘍効果のあるmiR-150-3p発現が低下し、癌細胞内でCDH2の発現が抑制解除されることで癌進展が促進している機序が判明した。今後予後の不良な肝細胞癌においてmiR-150-3pやCDH2を用いた革新的治療法へと繋がる可能性があった。

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公開日: 2022-01-27  

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