研究課題
内胸動脈の構造・機能解析 臨床上バイパス後に余剰となった内胸動脈を利用して、内径、内膜、中膜、外膜の厚さ、細胞配列、細胞密度、細胞外マトリックス解析(collagen type、エラスチン)の解析を行った。内胸動脈、伏在静脈の余剰サンプルをGC/MSを用いたメタボローム解析を行い、代謝活性の違いを解析した。研究成果は再生医療学会などで発表した。
2: おおむね順調に進展している
臨床データ解析と、組織工学による組織の解析が本年度中に終了したため。
独自に開発した、3次元血管構築システムそのものをバージョンアップさせ、血管内皮細胞、平滑筋細胞、線維芽細胞を用いて、内膜中膜外膜の血管の三層構造をもち、かつ内径、厚みなどが内胸動脈に近い構造で細胞を3次元化した血管構造体を作成。血管として培養を14日間程度行い、組織学的評価や、強度の評価などを行う。
学会発表をする予定で旅費の使用を見込んていたが、学会発表をしなかった為残額が生じた。来年度、発表する予定である。また、実験に必要となる試薬や備品等を今年度は購入していないので、今後試薬代、備品代が発生する予定である。
すべて 2020 2019
すべて 雑誌論文 (4件) (うち国際共著 1件、 査読あり 4件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (3件) (うち招待講演 3件)
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