研究課題/領域番号 |
18K08803
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55040:呼吸器外科学関連
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研究機関 | 聖マリアンナ医科大学 |
研究代表者 |
小島 宏司 聖マリアンナ医科大学, 医学研究科, 准教授 (40288155)
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研究分担者 |
丸島 秀樹 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 准教授 (30338941)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 再生気管 / バイオ気管 / 気道再建 / 気管移植 / 培養軟骨 / 生分解性ポリマー / 組織工学 |
研究成果の概要 |
80歳以上の患者の気管支軟骨からの細胞でも培養可能となった。また培養軟骨細胞/生分解性高分子でなるマトリックスシートを作製する際に、1立方センチメートルあたり軟骨細胞数が最低どのくらい必要なのかも検討でき、8人の患者からの気管支軟骨を培養し、ヌードマウスの背部皮下に移植した。 白色の固い培養軟骨を作製することができた。イヌの軟骨細胞の培養条件を検討し頚部皮下に埋植した培養軟骨細胞は、一部は軟骨に成長したが、気道を保つための硬度のあるバイオ気管軟骨の作製に至らなかった。この問題を解決するために、犬のT細胞を一時的に抑制し、免疫不全状態下で培養軟骨を作製することを検討している。
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自由記述の分野 |
呼吸器外科、再生医療、組織工学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自己細胞を用いた再生気管の移植実験で国内外から高い評価を受けてきた研究代表者らは、本研究において65歳以上の患者の摘出肺の気管支断端より軟骨を採取し、酵素処理にて単離した軟骨細胞の培養条件を明らかにした。肺癌術後の高齢者からの軟骨細胞を用いて再生軟骨が作製されたことは、多くの患者を救える可能性があり、その社会的意義は以上に高いと考えられる。 イヌを用いた実験では、PGAシートに自己軟骨細胞が生着し、ヌードマウスモデルにおいて硬度のある再生軟骨が作製できた。このことは、移植時の条件を改善すれば、すでに使用されているPGAシートを用いることによって、臨床応用への承認時間の短縮に繋がる。
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