①医療情報システムから新たに開発したDWHを用いて、データが利活用できる環境を構築し、②手術期医療における暗黙知を形式知に可視化する目的で、手術期医療の質向上や業務の標準化と効率化、③医療安全に関する知見を目的とし、手術患者のアウトカム向上に資する仕組みの構築、得られた知見の分析から④診療指標の探索により、医療の質向上を目指す研究である。 本研究ではこれらの①から④までについて、生体監視情報を中心に探究する。中でも周術期の体温は著しく変動する。体温管理において様々な患者背景や術式、さらに手術条件の特徴を受けること、また術後の遷延する高体温は極めアウトカムに悪影響を及ぼすことなどを示した。
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