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2022 年度 研究成果報告書

多孔質足場とフローダイバーターによる動脈瘤の血栓化および開口部新生内膜の誘導実験

研究課題

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研究課題/領域番号 18K08964
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56010:脳神経外科学関連
研究機関金沢大学

研究代表者

内山 尚之  金沢大学, 医学系, 協力研究員 (80293364)

研究分担者 見崎 孝一  金沢大学, 附属病院, 講師 (20507082)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワード脳動脈瘤 / 血栓化 / フローダイバーター / cellulose porous bead
研究成果の概要

本研究の目的は,動脈瘤内に多孔質足場(セルロースポーラスビーズ,cellulose porous bead: CPB)を留置して母血管にフローダイバーターをおいたとき,瘤内の血栓化が促進されるか、また新生内膜が誘導されるかを明らかにすることである。我々は、ウサギを用いた脳動脈瘤モデルの作成に着手したが、対象となる血管が非常に細く、また、血管攣縮をおこしやすく、現段階でモデル作成が完成していない。本研究の前段階で行った、ラット頚動脈の簡易的動脈瘤モデル内にCPBを留置した実験では、動脈開口部での新生内膜形成が確認されている。

自由記述の分野

脳神経外科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

頭蓋内巨大脳動脈瘤に対して,フローダイバーターによる治療が可能となった。海綿静脈洞内の大型・巨大瘤に対しては極めて有用な治療手段であるが、硬膜内瘤に対しては、血栓化への誘導が不完全な症例も存在する。その場合,瘤内にプラチナ製コイルをおくことによって血栓化を促すが、コイルを留置するとmass effectが軽減しないという問題がある。 フローダイバーター留置による動脈瘤血栓化誘導は有用な治療手段であるが、さらに動脈瘤によるmass effectを可能な限り早く軽減することも臨床現場では重要な課題である。

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公開日: 2024-01-30  

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