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2020 年度 実施状況報告書

治療遺伝子を強発現させた歯髄幹細胞による脳梗塞治療法の確立-臨床応用へ向けて-

研究課題

研究課題/領域番号 18K08981
研究機関日本医科大学

研究代表者

仁藤 智香子  日本医科大学, 医学部, 准教授 (30409172)

研究分担者 須田 智  日本医科大学, 医学部, 講師 (00366733)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード歯髄幹細胞 / 脳虚血モデル / アデノ随伴ウイルスベクター / 肝細胞増殖因子 / 血液脳関門
研究実績の概要

ラット 急性期脳梗塞モデルにおいて、アデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターを用いた肝細胞増殖因子(HGF)強発現DPSC(DPSC/HGF)を静脈投与することにより、虚血再灌流7日後においても, DPSC/HGF群では, 対照群およびDPSC単独群に比し有意な梗塞縮小効果を認め, 皮質梗塞境界領域 における炎症性サイトカイン発現の抑制や神経細胞死の有意な軽減を認めることを示すことができた。また、虚血再灌流3日後においてHGF強発現DPSC投与により、BBBの構成成分である、ZO-1やOcclusionといった蛋白の発現がDPSC単独投与に比べより保たれていたことから、DPSC/HGFはBBBの機能維持にも関与している可能性が示唆された。運動機能評価については、Rota-Rod試験を行ったところ、虚血7日後においてDPSC/HGF群ではDPSC単独群に比べて有意なriding timeの延長を認め、また握力測定試験においても有意な改善を認めたことから、HGFをDPSCに強発現させたことにより、更なる運動機能の向上につながった可能性がある。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

コロナの影響で動物管理が厳しくなり、動物飼育室の使用が困難となった時期があったため。

今後の研究の推進方策

遅延している部分をマンパワーを増やすことで、研究速度を加速させて行く予定である。

次年度使用額が生じた理由

コロナの影響で動物管理が厳しくなり、動物飼育室の使用が困難となった時期があったため
、動物モデルに幹細胞の投与が困難であった。。

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公開日: 2021-12-27  

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