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2023 年度 研究成果報告書

グリンパティックシステムと脳内酸化ストレスの画像化と解析による神経疾患の診断治療

研究課題

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研究課題/領域番号 18K08982
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56010:脳神経外科学関連
研究機関明治国際医療大学

研究代表者

樋口 敏宏  明治国際医療大学, 臨床医学講座, 教授 (80218700)

研究分担者 梅田 雅宏  明治国際医療大学, 医学教育研究センター, 教授 (60223608)
田中 忠蔵  明治国際医療大学, 医学教育研究センター, 名誉教授 (80163541)
渡邉 康晴  明治国際医療大学, 医学教育研究センター, 准教授 (90454537)
河合 裕子  明治国際医療大学, 医学教育研究センター, 助教 (90555616)
萬代 綾子  明治国際医療大学, 臨床医学講座, 助教 (20769343)
村瀬 智一  明治国際医療大学, 医学教育研究センター, 客員助教 (00708943)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワードMRI / glymphatic system
研究成果の概要

グリンパティックシステムが水や代謝基質の脳組織への移動や排泄に重要な働きをすることに加え、その機能障害がアルツハイマー型認知症などの原因となることが報告され、パーキンソン病、ALSとの関連も指摘されている。血管周囲のVirchow-Robin腔に着目し脳内の微少な脊髄液流を計測するにあたり、脊髄液の移動速度は脈波をトリガーとして関心領域に近い動脈の拍動を観察し、2つの時相で拡散強調画像を計測してADCを求めた。神経組織の評価は神経アミノ酸の計測をMRSにて行い、その代謝マップを利用した。併せて脳機能活動をfMRIで評価した。スペクトルの分離同定など方法論の技術的な改善が得られた。

自由記述の分野

脳神経外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

β-amyloidやタウ蛋白、α-synucleinなどの脳内異常蓄積が種々の神経疾患の原因となることは知られていたが、代謝異常ではなくグリンパティックシステムの機能異常に起因する物質の排泄障害が原因となるという新たな概念が導入され、パーキンソン病、ALSとの関連も指摘されている。非侵襲的に画像評価や機能評価が可能なMRIはグリンパティックシステムの異常のような急激な組織変化を伴わない機能的変化を検出するにあたって有用な技術であり、病態解析を行うことができる評価方法の確立が望まれる。

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公開日: 2025-01-30  

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