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2020 年度 研究成果報告書

軽症頭部外傷モデルにおける酸化ストレスと神経炎症の時空間特性の解析

研究課題

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研究課題/領域番号 18K08986
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56010:脳神経外科学関連
研究機関防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛

研究代表者

川内 聡子  防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 防衛医学研究センター 生体情報・治療システム研究部門, 准教授 (20506505)

研究分担者 佐藤 俊一  防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 防衛医学研究センター 生体情報・治療システム研究部門, 教授 (90502906)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード軽症頭部外傷 / 頭部爆傷 / 酸化ストレス / 神経炎症 / 衝撃波
研究成果の概要

本研究は,爆発衝撃波に起因する脳損傷の病態・メカニズムを解明するため,独自の衝撃波発生技術を用いたラットモデルを対象に,酸化ストレスと神経炎症の発生の時空間特性を解析した。衝撃波曝露後1~3日の超急性期において,組織障害性が高いと考えられる一酸化窒素が関与する活性酸素生成や脂質過酸化が,大脳皮質の広範な領域に観測され,これと神経炎症との関係が示唆された。受傷後早期の抗酸化剤投与が,病態の進行抑制に有用と考えられ,今後検証が必要である。

自由記述の分野

生体医光学

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年爆弾テロの多発により,爆発衝撃波に起因する特異な脳損傷(頭部外傷)が世界的に増加し,とりわけ米国を中心に社会問題となっている。本研究は,衝撃波が脳に及ぼす影響(脳損傷メカニズム)の一端を明らかにしたものであり,その成果は同疾患の医学的対処法の確立や,防護技術開発に必要な基礎データを提供し,国民の安心・安全につながるものと期待される。本研究で用いたレーザーによる衝撃波発生法は,他の衝撃波源では困難な衝撃波曝露時の現象のリアルタイム観察を可能とする特徴を有し,独自性の高いデータを提供する。

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公開日: 2022-01-27  

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