研究課題/領域番号 |
18K08999
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
三國 信啓 札幌医科大学, 医学部, 教授 (60314217)
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研究分担者 |
杉田 真太朗 札幌医科大学, 医学部, 准教授 (50451670)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | てんかん |
研究実績の概要 |
てんかんは、発作を引き起こす持続性素因を持つネットワーク病である。 持続性状態から突発的に発作を生じるスイッチ(病態)を明らかにすることが本研究の目的である。この目的を達成するため、申請者自身が経験豊富な病理組織学的基礎研究手法と、臨床的手法つまり慢性硬膜下電極による焦点診断、てんかん波解析、ネットワークとしての解剖学的機能的異常回路診断を行いその総合結果から研究を進めている。 病理診断と発作時脳波周波数解析の結果は一致しない。皮質形成異常や腫瘍性病変、海馬硬化との組織学的特徴と発作との関連を手術症例を通じて研究中である。 当科常勤には日本てんかん学会専門医6名によって年間40-50件の手術実績があるが、2020年はCOVID19対応のために手術延期が相次ぎ研究実施が困難であった。 未だ感染収束には至らないが、術前、術中検査として必要な長時間ビデオEEGモニタリング用デジタル脳波計、PET/SPECT、MEG、ニューロナビゲーションシステムを使用して、脳波測定と摘出脳の組織に関する研究を継続している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
手術症例が研究対象の中心となるため、研究成果は手術頻度に依存する。2020年はCOVID19対応のために手術延期が相次ぎ研究実施が困難であった。
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今後の研究の推進方策 |
研究期間の延長により研究成果達成を成し遂げる予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナ禍の影響により、研究計画を遂行できなかったため継続申請することを予定したため資金を残した。申請は承認されたため次年度の研究活動としての資金とする。
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