研究課題/領域番号 |
18K09048
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研究機関 | 関西福祉科学大学 |
研究代表者 |
長谷川 幸治 関西福祉科学大学, 保健医療学部, 教授 (50208500)
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研究分担者 |
今釜 史郎 名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (40467288)
平岩 秀樹 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院講師 (70566976)
八田 武志 関西福祉科学大学, 健康福祉学部, 教授 (80030469)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 運動器検診 / 高次脳機能検診 / 運動向上プログラム / 認知機能介入 / インタ^ネット / 遠隔医療 |
研究実績の概要 |
住民検診は共通のアンケート用紙を用いて名古屋大学整形外科グループ(脊椎検診、膝検診)及び高次脳機能グループ(認知機能診)によって行った。2018年6月29-30日に70名(平均年齢73歳)の内科検診、運動器検診、高次脳機能検診を行った。さらに8月27-30日に570名(平均年齢65歳)の内科検診、運動器検診、高次脳機能検診を行った。ロコモティブ症候群とフレイルも評価した。1か月後に各々結果説明会、講演会、医療相談を行った。 柏原検診は運動介入と高次脳機能介入を行った。運動介入は、いきいき健康教室(膝腰教室)を35名に行った。また芸術教室(貼り絵、ぬいぐるみ)を10名に対して行った。具体的には午後1時30分から1時間毎週3か月間(9月から12月)行った。運動内容は①カピバラ健康体操(体幹運動、関節、脊椎の運動を組み合わせたもの)と大学周囲のウオーキングを行った。膝や腰が痛くても参加を許可した。歩行前には関節の可動域運動やストレッチングを行った。8割以上参加できたのは30名だった。3か月の12月に運動器と高次脳機能評価を行った。最終評価を25名に対して行った。10m歩行速度とTUGは有意差はないが改善した。ロコモ検査も改善していた。芸術教室も運動器検診を行った。芸術群では運動機能の改善は見られなかった。昨年度と合わせた運動機能ロコモ検診の結果を日本整形外科学会で報告した。 インターネットのSkypeを利用した運動指導を5名に4日間朝に行った。全て運動指導は可能であった。問題はタブレット操作を5名中3名は困難であった。2名はタブレットを指示によって使えた。今後はインターネットへのアクセス方法を考える必要がある。カピバラ体操の具体化とプロ指導ビデオを作製予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
インターネットのSkypeを利用した運動指導を5名に4日間朝に行った。全て運動指導は可能であった。問題はタブレット操作を5名中3名は困難であった。2名はタブレットを指示によって使えた。今後はインターネットへのアクセス方法を考える必要がある。健康づくり体操のカピバラ体操は有用性の検証を行いビデオによる方法を考えている。
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今後の研究の推進方策 |
2019年度は柏原検診と八雲検診を行う。柏原検診は3年目となり市の広報誌に4月に運動教室開催を案内して検診への150名参加募集する。 八雲検診は八雲町保健福祉課や町民ドックボランティアとの協力のもとに8月30-9月1日に600名募集する。内科検診、運動器検診、高次脳機能検診を行う。 柏原検診は運動介入と高次脳機能介入を行う。運動介入は、いきいき健康教室(膝腰教室)と芸術教室(陶芸)をおこなう。運動内容は①カピバラ健康体操(体幹運動、関節、脊椎の運動を組み合わせた運動の確定とビデオ作成)と大学周囲のウオーキングを行う。3か月の12月に運動器と高次脳機能評価を行う。iPadを持ちいた指導方法は実用的ではないことが判明した。Webによる運動機能の医療相談およびプロモーションビデオの提供方法を検討する。
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次年度使用額が生じた理由 |
共同研究者の旅費と物品費は2019年に支出予定になります。
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