• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2020 年度 実施状況報告書

人工知能を活用した地域在住高齢者の運動機能診断と運動機能向上システム開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K09048
研究機関関西福祉科学大学

研究代表者

長谷川 幸治  関西福祉科学大学, 保健医療学部, 教授 (50208500)

研究分担者 今釜 史郎  名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (40467288)
平岩 秀樹  名古屋大学, 医学部附属病院, 病院講師 (70566976)
八田 武志  関西福祉科学大学, 健康福祉学部, 教授 (80030469)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード運動機能評価 / 認知機能評価 / 人工知能(AI) / ロコモティブ症候群 / 地域在住高齢者 / 運動介入研究 / カピバラ健康体操
研究実績の概要

本研究の目的は高齢者の運動機能障害(ロコモ・フレイル)を予防するためにAIを用いて運動や生活習慣を指導するシステムを開発することである。初年度10名の高齢者(平均年齢80歳)を対象としてAI利用の運動訓練や認知機能訓練を行う探索的研究をおこなった。高齢者が定期的に電子媒体(iPad)を使用することが困難であることが判明した。現在はスマートフォンで症例を増やしてAIの有用な活用の研究は進行中である。

2020年度は地域住民健診(運動器検診と認知機能検診)を予定していたが新型コロナ感染症の蔓延の為に実施が出来なかった。運動介入・認知機能介入は9月から12月までの期間20人に対して行った。運動群は有意に10m歩行、TUGの改善が見られた。認知機能の改善は見られなかった。
カピバラ健康体操の改訂しパンフレットを印刷した。次は動画を診療所のホームページに表示して運動指導を行う予定にしている。

25年前に開始した八雲町の高齢者運動機能と認知機能の評価の研究もコロナの蔓延で中断している。近研究で得られたカピバラ健康体操指導(約150名)は2019年を最後に行われていない。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

2020年度は地域住民健診(運動器検診と認知機能検診)を予定していたが新型コロナ感染症の蔓延の為に実施が出来なかった。希望者に対して運動介入・認知機能介入は9月から12月までの期間各15人に対して行った。運動群は有意に10m歩行、TUGの改善が見られた。認知機能の改善は見られなかった。

今後の研究の推進方策

2021年度の柏原市地域住民健診(運動器検診と認知機能検診)を予定している。対象は100名のボランティアである。ただし新型コロナ感染症の蔓延の為に実施が不能の可能性もある。

①スマートフォンの活用で双方向性の連絡・画像転送などを予備調査している。高齢者に解りやすい運動指導と認知機能の指導方法を開発する。

②運動介入・認知機能介入は9月から12月までの期間各20人に対して行う。運動機能検査と認知機能を介入前後で比較検討する。
住民に介入する方法は運動教室(カピバラ健康体操・ノルディック・ウオーキング・ボッチャ)芸術教室・文章教室を予定している。

次年度使用額が生じた理由

コロナ感染症により運動器検診と認知機能検診がが行えなかった。少人数で行う介入試験は行った。今後は100名の運動器検診と認知機能検診を予定している。
住民指導のプログラムを完成させて動画で配信する予定である。

URL: 

公開日: 2021-12-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi