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2020 年度 研究成果報告書

変性軟骨から遊離する因子の網羅的解析による変形性関節症の滑膜病変の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 18K09049
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56020:整形外科学関連
研究機関独立行政法人国立病院機構(相模原病院臨床研究センター)

研究代表者

大橋 暁  独立行政法人国立病院機構(相模原病院臨床研究センター), 外科系臨床研究室, 医長 (20466767)

研究分担者 福井 尚志  独立行政法人国立病院機構(相模原病院臨床研究センター), 政策医療企画部, 特別研究員 (10251258)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード変形性関節症 / 軟骨 / 滑膜病変 / 荷重
研究成果の概要

本研究ではOA関節において変性軟骨から遊離して滑膜病変を引き起こす因子を探索することが目的であった。研究においてはOA関節と対照関節から軟骨組織を採取してこれに繰り返し荷重負荷を加え、それにより遊離する因子を特定するという方法を採った。因子の解析には当初二次元電気泳動を試みたが、研究経費の制約を考慮してiTRAQを用いたプロテオーム解析を行うことに方針を変更し、OA軟骨2例と対照軟骨2例について解析を行って遊離量が有意に異なる因子を複数同定した。これと並行してLuminexによる定量的解析も行い、VEGF-AとFGF-2が対照軟骨に比してOA軟骨より有意に多量に遊離することを見出した。

自由記述の分野

整形外科学関節疾患

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究ではOAの滑膜病変が変性軟骨に関連して生じる点に着目し、変性軟骨から遊離して滑膜病変を引き起こす因子を見出すことを目的に研究を進めた。その結果、変性軟骨から荷重負荷によって複数の因子が対照軟骨よりも有意に多量に遊離することを見出した。実際のOA関節では荷重負荷によって変性軟骨から遊罹する因子がOAの病態形成に関与すると考えられるが、本研究のような方法で検討を行った報告は今までなく、本研究の結果は新規であるとともにOAの病態解明に有用な情報となりうると考えられた。

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公開日: 2022-01-27  

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