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2020 年度 研究成果報告書

骨肉腫幹細胞モデルにおけるmiR-34aの役割と治療ターゲットの可能性の解析

研究課題

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研究課題/領域番号 18K09058
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56020:整形外科学関連
研究機関金沢大学

研究代表者

武内 章彦  金沢大学, 附属病院, 助教 (70512218)

研究分担者 山本 靖彦  金沢大学, 医学系, 教授 (20313637)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード骨肉腫 / がん幹細胞
研究成果の概要

後期糖化産物受容体(Receptor for advanced glycation end-products: RAGE)を強制発現させた骨肉腫細胞 (HOS-RAGE)はコントロール(HOS-mock)に対して複数の幹細胞マーカーを発現し、さらにがん幹細胞に関わるmiR-34aの発現が低下し、c-MYC, Wnt-5aの発現が亢進し、さらにmiR34a添加によって、スフェロイドの形成能が低下し、c-MYC、Wnt-5aの発現が低下し、さらにPD-L1の発現が亢進するという結果が得られた。すなわち、がん幹細胞自体の薬剤耐性や腫瘍形成能に加えて、腫瘍免疫回避を誘導している可能性が示唆された。

自由記述の分野

整形外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

後期糖化産物受容体(Receptor for advanced glycation end-products: RAGE)により骨肉腫細胞が幹細胞様の性質を獲得することを見出し、そのメカニズムとして、miR34aの低下とc-Myc、Wnt5aの亢進が関与していることと、がんの微小環境に関わるとされるPD-L1が高発現していることを見出した。近年、がんの微小環境のメカニズムや治療標的に関する研究が進んでおり、miR34aやWnt5aが重要な役割を担っていることも報告されつつあり本研究がmiR34aやWnt5aを介する微小環境と腫瘍とのクロストークや治療標的に関する研究に発展する可能性が示された。

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公開日: 2022-01-27  

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