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2021 年度 研究成果報告書

全ての下肢荷重関節における運動器疾患とロコモ・介護度・運動機能との関連性

研究課題

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研究課題/領域番号 18K09063
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56020:整形外科学関連
研究機関三重大学

研究代表者

須藤 啓広  三重大学, 医学系研究科, 教授 (60196904)

研究分担者 西村 明展  三重大学, 医学系研究科, 寄附講座講師 (10508526)
淺沼 邦洋  三重大学, 医学部附属病院, 講師 (20378285)
明田 浩司  三重大学, 医学部附属病院, 講師 (20422826)
竹上 徳彦  三重大学, 医学部附属病院, 助教 (20727664)
長谷川 正裕  三重大学, 医学系研究科, 准教授 (40308664)
辻井 雅也  三重大学, 医学部附属病院, 講師 (40444442)
若林 弘樹  三重大学, 医学部附属病院, 講師 (50362687)
中村 知樹  三重大学, 医学部附属病院, 助教 (50467362)
内藤 陽平  三重大学, 医学系研究科, 助教 (60647121)
刀根 慎恵  三重大学, 医学部附属病院, 助教 (80763739)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワードロコモティブシンドローム / 疫学調査 / 介護予防 / 住民検診 / 運動器疾患
研究成果の概要

一般住民の運動器検診を用いて、各種荷重関節の運動器疾患や疼痛が、どの程度ロコモティブシンドローム(ロコモ)・要介護状態に影響しているかを評価した。運動器疾患では変形性膝関節症のみが有意にロコモと関連していた。運動器疼痛では腰痛、股関節痛、膝関節痛でロコモと有意な関連性を認めた。また、各種関節痛の数もロコモと有意な関連を認め、疼痛関節が1か所増えると2.97倍リスクが増大するという結果であった。縦断でみた後の要介護認定への影響は骨粗鬆症が有意に関連していた。以上から運動器疼痛をコントロールすることで、ロコモ予防につながる可能性、骨粗鬆症への早期介入にて後の要介護予防につながる可能性が示唆された。

自由記述の分野

整形外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の結果より、各種運動器疾患よりも運動器疼痛がロコモティブシンドローム(ロコモ)に関連していることが示された。運動器の変性疾患は加齢に伴い避けては通れないところが大きい。しかしながら運動器疼痛については医療介入によりコントロールできる可能性がある。本研究の結果から運動器疾患があろうとも運動器疼痛をコントロールすることができればロコモを予防できる可能性があり、我々医療サイドから、疼痛を軽減させるための積極的な介入が有用となる可能性が示唆された。

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公開日: 2023-01-30  

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