| 研究課題/領域番号 |
18K09078
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| 研究機関 | 埼玉医科大学 |
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研究代表者 |
榎木 祐一郎 埼玉医科大学, 医学部, 助教 (30734199)
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| 研究分担者 |
津川 尚子 大阪樟蔭女子大学, 健康栄養学部, 教授 (30207352)
古株 彰一郎 九州歯科大学, 歯学部, 教授 (30448899)
佐藤 毅 埼玉医科大学, 医学部, 准教授 (60406494)
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| 研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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| キーワード | ビタミンD / 25(OH)D3 / 転倒 / 平衡感覚機能 |
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| 研究実績の概要 |
若齢（18週齢）と老齢（96週齢）のメスマウスを用いて、25(OH)D3を連日経口投与して、平衡感覚機能の指標と考えられるRotarod Treadmillの回転棒にマウスが留まっている時間 (retention time)に及ぼす25(OH)D3の経口投与の影響を調べた。
通常食あるいはビタミンD欠乏食を与えた若齢 (18週齢)および老齢 (96週齢)メスマウスを用いた（各N=6）。これに、0, 6.5, 65 nmol/dayの25(OH)D3 (Calcifediol)を中鎖脂肪酸（MCT）に溶解し、胃ゾンデを用いて1週間に5回、4週間にわたり経口投与した。ビタミンD欠乏食は、日本クレア社が作成したCE-2食をベースに、ビタミンDを取り除いた食餌である。
Rotarod Treadmillへの順化は週に4日、回転棒の上を各マウスにつき5分間×3回歩かせて行った。これを8週間継続した。
Rotarod Treadmill (室町機械、MK-610A)を用いてLocomotive activityを測定した。 測定方法は、1回転/minから15回転/minにかけて120秒間加速させた後、60秒間15回転/minでRotarod を維持した。直径30 mmの回転棒の上を順化済みのマウスを180秒間歩かせ、落ちるまでの時間 (retention time) を計測した。落ちた時間をスコアとする方法を採用した。180秒以上歩いたマウスのスコアは180とした。測定は1分間間隔をあけて3回行った。Retention time は1週、2週、4週後に測定した。尾静脈採血を全てのマウスに行い、血清を採取してLC/MS/MSにより血中25(OH)D3濃度を測定しているところである。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
高齢マウスと若齢マウスの平衡感覚機能の実験を行うことができ、サンプリングもできたため。
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| 今後の研究の推進方策 |
血清を採取してLC/MS/MSにより血中25(OH)D3濃度を測定する。さらに同様の実験についてＮ数を増やして行う。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
生化学実験関係の消耗品が必要と見込んだ金額よりも少なく済んだため。
翌年度の実験では、生化学実験の消耗品の費用として計上する。
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