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2020 年度 研究成果報告書

注入型局所硬化ゲルを用いた幹細胞・成長因子送達による新規難治性骨折治療法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 18K09079
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56020:整形外科学関連
研究機関北里大学

研究代表者

内田 健太郎  北里大学, 医学部, 講師 (50547578)

研究分担者 松下 治  岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (00209537)
馬渕 洋  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教 (50424172)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード局所硬化ゲル / 難治性骨折 / 骨癒合 / 成長因子
研究成果の概要

局所硬化ゲルは過酸化水素とペルオキシダーゼの反応によりゲル化する性質を持つ。本研究ではデキストランおよびチラミンを主骨格にもつ局所硬化ゲルを作製し、成長因子徐放材としての有用性を検討した。その結果、デキストラン局所硬化ゲル(IFH-Dex)、ヒアルロン酸局所硬化ゲルはそれぞれ塩基性線維芽細胞増殖因子(bFGF)、骨形成蛋白-2(BMP-2)の徐放性に優れていた。bFGF含有IFH-Dexの投与により骨折モデルにおける骨形成が促進された。また、BMP2含有IFH-HAは難治性骨折モデルにおけ骨癒合を促進した。本結果からBMP2/IFH-HAは難治性骨折治療剤として有用である可能性が示唆された。

自由記述の分野

整形外科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

交通外傷による骨折は、骨膜組織の損傷や血流障害を伴い治療に難渋する。治療の長期化に伴う患者の社会復帰の遅延は、患者に肉体的・精神的苦痛を与えるとともに医療費の増加と社会経済的損失に直結する。本研究で開発した局所硬化ゲルは外傷患者の早期治療、早期社会復帰に寄与し得る。

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公開日: 2022-01-27  

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