研究課題/領域番号 |
18K09133
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56030:泌尿器科学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
加藤 大悟 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (70648021)
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研究分担者 |
清谷 一馬 公益財団法人がん研究会, がんプレシジョン医療研究センター 免疫ゲノム医療開発プロジェクト, 主任研究員 (30433642)
植村 元秀 大阪大学, 医学系研究科, 講師 (40631015)
朝長 毅 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所, 医薬基盤研究所 創薬デザイン研究センター, 上級研究員 (80227644)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 免疫チェックポイント阻害薬 / バイオマーカー |
研究成果の概要 |
現在複数の癌腫において、免疫チェックポイント阻害剤(Immune checkpoint inhibitor, ICI)が使用されている。しかし奏効率は限定されており、治療効果を予測するbiomarkerの探索が求められている。PD-1阻害剤であるニボルマブ治療前後で経時的に採取した末梢血単核細胞(PMBC)よりRNAを採取し、TCR(T細胞受容体, T cell receptor)シーケンスを行い、末梢血T細胞の網羅的表現型解析を行った。その結果TCRレパトア解析によるDIやT細胞クローン数の増減が、ICIの奏効を早期に予測するsurrogate markerとなり得ることが示された。
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自由記述の分野 |
腎細胞癌
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の研究では、代表的なICIであるニボルマブ投与患者において、TCRレパトア解析によるパラメーターの変化が治療後早期奏効予測マーカーとなり得ることが示された。本研究成果は進行性腎細胞癌に限らず、ICIを利用する複数の癌腫に適応可能である。奏効予測マーカーを明らかにすることで、適切な患者選択が可能となり、大幅な医療費削減にも貢献できると考えられる。
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