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2021 年度 研究成果報告書

選択的オートファジーを介した新規尿路結石治療薬の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 18K09173
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56030:泌尿器科学関連
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

坂倉 毅  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (00275132)

研究分担者 郡 健二郎  名古屋市立大学, その他部局等, 学長 (30122047)
安井 孝周  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (40326153)
岡田 淳志  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (70444966)
安藤 亮介  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (30381867)
濱本 周造  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (80551267)
田口 和己  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (00595184)
海野 怜  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (40755683)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード尿路結石 / オートファジー / 酸化ストレス / 細胞傷害
研究成果の概要

酸化ストレスや炎症の亢進による尿細管細胞傷害が結石形成を促進する。近年、傷害を受けた細胞がオートファジーを誘導することが報告されている。本研究では、腎結石形成過程におけるオートファジーの関与を腎尿細管細胞、結石モデルマウスで検討し、結石形成メカニズムを明らかにすることを目的とした。結果として、mTOR/TFEB経路の障害によるオートファジーの低下が、腎結石形成の誘因になることを見出した。活性化したmTORシグナルは腎結石形成を促進すると考えられた。mTORをターゲットとした新規結石治療薬の開発が期待される。

自由記述の分野

泌尿器科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

尿路結石症は、全世界で有病率10%に達し、末期腎臓病へと進行する難治性疾患のため、予防法を含めた内科的根治治療の確立が望まれているが、未だ達成されていない。 尿路結石が、“酸化ストレスや炎症による腎尿細管上皮細胞の傷害が結石形成を促進する”という概念のもと、細胞保護作用を有するオートファジーに着目したところ、オートファジーが尿中の結晶により傷害を受けた尿細管細胞内のオルガネラを処理することにより、結石形成を抑制していることを見出した。細胞保護作用に着目した、メカニズムの理解は、これまでの尿路結石学にはなかった概念であり、これからの研究・治療法を根本から変える可能性がある研究課題である。

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公開日: 2023-01-30  

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