• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2020 年度 研究成果報告書

腎がん細胞のND1発現低下が細胞内ROSと転移増殖能へ与える影響の検討

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 18K09180
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56030:泌尿器科学関連
研究機関東海大学

研究代表者

金 伯士  東海大学, 医学部, 講師 (70609338)

研究分担者 小見山 智義  東海大学, 医学部, 准教授 (60439685)
宮嶋 哲  東海大学, 医学部, 教授 (90245572)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード腎細胞癌 / ND1 / ROS
研究成果の概要

腎癌におけるND1発現低下が細胞内ROS量に与える影響と腎癌におけるND1サブユニットの役割を解明する目的で研究を開始したが、siRNAによるND1ノックダウンに難渋したため、一部Sorafenibを用いた実験へ変更した。Sorafenibを加えた786-OでND1発現が低下することを確認した。ウエスタンブロット法では約25%のタンパクレベルでの発現低下を認めた。ROS検出試薬で処理した786-O(sorafenib+)と786-O(sorafenib-)の蛍光強度をArrayScanで測定した結果、786-O(sorafenib+)で細胞内ROSの上昇を認めた。

自由記述の分野

腎細胞癌

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、核ゲノムによってコードされる各増殖因子や免疫チェックポイントを標的とした治療薬が主である腎細胞癌において、ミトコンドリアゲノムによってコードされるND1サブユニットの腎細胞癌における役割に着目した新しい試みである。マルチキナーゼ阻害薬であるSorafenibによってND1サブユニットは遺伝子およびタンパクレベルで発現低下し、また間接的ではあるが、細胞内ROS量の上昇を認めた。SorafenibによるND1サブユニットおよび細胞内ROSへの影響とその機序を紐解くことによって、治療抵抗性の解明や新たな治療薬の開発への今までにはない側面からのアプローチとなる。

URL: 

公開日: 2022-01-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi