研究課題/領域番号 |
18K09185
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
山田 成幸 東北大学, 医学系研究科, 非常勤講師 (60509256)
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研究分担者 |
山下 慎一 東北大学, 大学病院, 講師 (10622425)
荒井 陽一 東北大学, 医学系研究科, 名誉教授 (50193058)
鈴鴨 よしみ 東北大学, 医学系研究科, 准教授 (60362472)
三塚 浩二 東北大学, 医学系研究科, 准教授 (80568171)
嶋田 修一 東北大学, 大学病院, 助教 (80749218)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 精巣癌 / QOL |
研究実績の概要 |
本研究では2013年にヨーロッパの癌治療組織から精巣癌に特異的なQOL質問票であるEORTC QLQ-TC26(European Organization for Research and Treatment of Cancer Quality of Life Questionnaire-Testicular Cancer 26)の妥当性を多施設共同研究で検証するとともに、本邦精巣がんサバイバーQOLの実態を明らかにすることを目的に研究を進めている。 令和元年度は東北大学および共同研究施設(北海道大学、筑波大学、神奈川県立がんセンター、京都大学、京都府立医科大学、大阪大学、大阪国際がんセンター)の協力を得て精巣がんサバイバーの560例近くからEORTC QLQ-TC26の回答が得られた。また本研究に参加した精巣がんサバイバーの基本情報である医師記入票も研究協力者から郵送してもらい、それらの医師記入票およびQOL質問票のデータ入力を行った。そして、入力したデータをもとに精巣がんサバイバーQOLのデータ解析を開始した。 妥当性検証では1回目の調査の約2週間後にEORTC QLQ-TC26日本語版の再調査のデータ解析も行い、EORTC QLQ-TC26日本語版は英語版の計量心理学的特性と同等の特性があることを認めた。それらの研究成果を令和2年の日本泌尿器科学会総会で報告する予定である。また、精巣がんサバイバーQOLのデータ解析をさらに進めており、得られた研究成果を順次報告する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
令和2年3月までに精巣がんサバイバーから得られたQOL質問票および精巣がんサバイバーの基本情報のデータ入力作業が完了し、データ解析に着手した。
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今後の研究の推進方策 |
令和2年度はデータ解析をさらに進め、EORTC QLQ-TC26日本語版の妥当性と精巣がんサバイバーQOLの実態を明らかにしそれらの研究成果を報告する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
令和元年度は国際学会に参加する機会がなくなったため次年度使用額が生じたが、令和2年度は研究データの解析も進み国際学会にも参加する予定で令和2年度分として請求した助成金と合わせて計画通りに使用する見込みである。
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