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2021 年度 研究成果報告書

造精機能障害に対するエピゲノム創薬を目指したヒストン修飾酵素Kdm5aの機能解析

研究課題

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研究課題/領域番号 18K09202
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56030:泌尿器科学関連
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

西尾 英紀  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (10621063)

研究分担者 安井 孝周  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (40326153)
林 祐太郎  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (40238134)
水野 健太郎  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (70448710)
神沢 英幸  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (00551277)
守時 良演  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (50595395)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード造精機能障害 / ヒストン修飾 / エピジェネティクス
研究成果の概要

マウス精原細胞の培養株であるGC-1細胞にKdm5aベクターを導入し、Kdm5aによる遺伝子発現変化をマイクロアレイで網羅的に検索した。さらに、その遺伝子発現データをIPAソフトウェアを用いて解析し、Kdm5a強制発現により活性の変化を認めるパスウェイを検索した。IPA解析により、活性化を認めたパスウェイ”Actin Cytoskeleton Signaling”に含まれるRetは、Gfrα1とともに精子幹細胞に存在し、GDNFのリガンドとして自己複製に必須であることから、Kdm5aはRetの発現を制御し、GDNFシグナルを介して精子形成障害に関与する可能性が示された。

自由記述の分野

小児泌尿器科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究で、造精機能障害モデルである停留精巣ラットで発現亢進するKdm5a遺伝子が高発現することによって、精子形成に関連する遺伝子群の発現異常が生じることが明らかとなった。男性不妊症における造精機能障害の原因は明らかでないため、造精機能障害を回復する根本的な治療法は存在しないが、この精子形成に関連する遺伝子群に対する治療薬の開発により、今後の男性不妊症に対する新規治療薬の開発が期待される。

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公開日: 2023-01-30  

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