研究課題/領域番号 |
18K09205
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56030:泌尿器科学関連
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研究機関 | 埼玉医科大学 |
研究代表者 |
西本 紘嗣郎 埼玉医科大学, 医学部, 准教授 (00365363)
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研究分担者 |
荒木 隆一郎 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (00168006)
杉浦 悠毅 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (30590202)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | アルドステロン / アルドステロン合成酵素 / 免疫染色 / 質量分析 |
研究成果の概要 |
2010年にアルドステロン合成酵素(CYP11B2)とコルチゾールの合成酵素(CYP11B1)とを区別して検出する免疫染色法を報告し、これまで多彩なアルドステロン産生病変を描出してきた。特に、アルドステロン産生細胞クラスター(APCC、新規命名)は成人副腎に高頻度に検出されるために重要である。本研究では、(i)アルドステロンを含むステロイドを質量分析イメージングにより直接検出すること、(ii)ヒト副腎皮質の老化によるアルドステロン産生部位の変化、(iii)副腎皮質のシングルセルRNAシーケンスによるAPCCの分化の推定、(iv)CYP11B2染色法の臨床診断への応用、について成果を報告した。
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自由記述の分野 |
アルドステロン
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、多彩なアルドステロン病変を分子レベルで解析しただけでなく、病変が原発性アルドステロン症の臨床においてどのように関与するか、という疑問を解決するための重要な知見を得ることができた。これらの研究を深化させることにより、「ステロイド産生能に着目した原発性アルドステロン症の新規治療戦略」を開発することにつながることから、その学術的・社会的意義は大きい。
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