CMV IgM陽性者の不安度の高さの提示により、妊婦抗体スクリーニング時のメンタルヘルスの重要性を示した。また、CMV IgM陽性者からCMV初感染者を正確に判別するためには、IgG avidity index (AI)を妊娠14週までに検査する必要があることを示し、さらに高IgG AIを高い確率で予測する数理モデル式を開発した。この結果、妊婦スクリーニングでCMV IgMと判定された妊婦に過度の不安を長期間与えることなく、CMV IgM値と妊娠回数から胎内CMV感染のLow riskである高IgG AIを判定することを可能とし、妊婦メンタルヘルスに配慮した抗体スクリーニング確立に寄与できた。
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