• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 実績報告書

頭頸部扁平上皮癌の発癌機構におけるmicrobiomeの関与に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K09316
研究機関東京大学

研究代表者

齊藤 祐毅  東京大学, 医学部附属病院, 講師 (40611009)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワードmicrobiomr / Fusobacterium / 頭頸部癌
研究実績の概要

本研究は頭頸部癌とMicrobiomeとの関連を包括的に検索する研究である。特に他癌腫において指摘されているFusobacteriumについて特に注目し、凍結切片からのPCR検出をまず行っている。これまでに集積された頭頸部扁平上皮癌手術検体からFusobacteriumのDNA検出を引き続き行った。これまで下咽頭癌66例、喉頭癌44例、口腔がん94例、中咽頭癌の解析が終了し、それぞれ口腔癌からの陽性率高く、順に中咽頭癌、下咽頭癌、喉頭癌の順序となった。PCRでFusobacteirum陰性症例の多くが長期生存を達成しており、特に下咽頭癌については有効なバイオマーカーとなることが示唆されている。カットオフ値としてのCT値をいずれにするのかは症例集積を待たなければならないが、合わせて集積されているRNA情報を用いてGSEAを行い、Fusobacteriumと関連する分子機構についても明らかにできると考えられる。
現在、本結果をもとにこれまでに集積されたHPV因子、TP53因子、生存情報との関連を検索しており、近々学会発表並びに論文投稿を行える見込みとなっている。あわせて追加検体が生じているため、その追加解析を行っている状況である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Total Maxillectomy and Free Flap Reconstruction in Hemodialysis Patients: Report of Two Cases2021

    • 著者名/発表者名
      Fujisawa Kou、Miyamoto Shimpei、Saito Yuki、et al.
    • 雑誌名

      Plastic and Reconstructive Surgery - Global Open

      巻: 9 ページ: e3922~e3922

    • DOI

      10.1097/GOX.0000000000003922

  • [雑誌論文] A retrospective analysis of radiotherapy in the treatment of external auditory canal carcinoma2021

    • 著者名/発表者名
      Katano Atsuto、Takenaka Ryousuke、Yamashita Hideomi、Ando Mizuo、Yoshida Masafumi、Saito Yuki、Asakage Takahiro、Abe Osamu、Nakagawa Keiichi
    • 雑誌名

      Molecular and Clinical Oncology

      巻: 14 ページ: -

    • DOI

      10.3892/mco.2021.2207

URL: 

公開日: 2022-12-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi