CD44vrichALDH1A1richがん細胞は静止期の細胞周期にある。がん組織に浸潤したリンパ球の多くががん細胞を攻撃した形跡がある。なぜならば多くのリンパ球がCD39richの活性化されたリンパ球であったからである。そのリンパ球はFoxp3richなど免疫抑制系のリンパ球であり、がん細胞を攻撃し疲弊したリンパ球であることがわかった。しかしCD44vrichALDH1A1richがん細胞を多く認める癌組織中ではCD39richFoxp3richの浸潤リンパ球は少ない。CD44richALDHA1rich細胞は宿主免疫脳から逃避している可能性がある。
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