研究成果の概要 |
持続性知覚性姿勢誘発めまい(PPPD)診断のための問診票(Niigata PPPD Questionnaire, NPQ)を作成し、その信頼性と妥当性を検討した。視覚誘発項目の9点をカットオフとするとPPPD診断の感度は82%、特異度は74%であった。NPQの質問項目を因子分析し、その結果からPPPD患者をクラスター解析したところPPPDには、視覚誘発優位タイプ、能動運動誘発優位タイプ、混合型の3つのサブタイプが存在することが判明した。また、SSRI/SNRI投与は比投与群と比べ、投薬開始6か月~12か月後には有意にNPQ, DHI, HADSが低下し、PPPDに有効な薬物と考えられた。
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