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2020 年度 研究成果報告書

ヒト網膜動脈および静脈血管内皮細胞のエピゲノム解析

研究課題

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研究課題/領域番号 18K09398
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56060:眼科学関連
研究機関自治医科大学 (2019-2020)
東京大学 (2018)

研究代表者

蕪城 俊克  自治医科大学, 医学部, 教授 (00280941)

研究分担者 和田 洋一郎  東京大学, アイソトープ総合センター, 教授 (10322033)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード内因性ぶどう膜炎 / 感染性ぶどう膜炎 / 網膜血管炎 / 網膜血管内皮細胞 / サイトカイン
研究成果の概要

我々は内因性ぶどう膜炎と比べ感染性ぶどう膜炎では蛍光眼底造影において数倍~十数倍網膜動脈炎、網膜動脈血管閉塞の頻度が高いことを明らかにした。また、内因性ぶどう膜炎では硝子体液中でTNFαとそれによって誘導されるケモカインなどが上昇しているのに対し、感染性ぶどう膜炎ではTNFα以外にIL-1βやIFNも高値となることを見いだした。
さらに、ヒト網膜毛細血管内皮細胞株にTNFα、IL-1β、IFNの複合刺激を行い、複合刺激によって発現が著明に上昇する遺伝子群を見いだした。この遺伝子群のHRMECにおける役割の解析を行っている。

自由記述の分野

眼科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は内因性ぶどう膜炎と感染性ぶどう膜炎の違いを血管炎に注目して検討した。蛍光眼底造影の検討では、内因性ぶどう膜炎と比べ感染性ぶどう膜炎では数倍~十数倍網膜動脈炎、網膜動脈血管閉塞の頻度が高く、鑑別診断の際に利用できると考えられた。また、ぶどう膜炎患者の硝子体液に含まれる33種類の炎症性サイトカインの濃度を測定した結果、内因性ぶどう膜炎ではTNFαとそれによって発現誘導されるケモカインなどの発現が上昇するのに対し、感染性ぶどう膜炎では、TNFα以外にもIL-1βやIFNも高値となることを見いだした。眼内液のサイトカイン発現パターンもぶどう膜炎の鑑別診断に利用できる可能性がある。

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公開日: 2022-01-27  

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