様々な職種において勤務前後における血清中のmtDNAを測定した。ストレスのかかる職種で勤務後に有意に上昇することを明らかにした。運動負荷時、精神的なストレス負荷時における血清中mtDNAの濃度変化を計測し、精神的・肉体的の両面からのストレスバイオマーカーとしての有用性を明らかにした。ストレス性網膜疾患患者における血清中mtDNA測定を、被検者を増やして行い、患者臨床データを加えたデータベースを構築し、ストレスバイオマーカーとしての有用性を明らかにした。ぶどう膜炎を引き起こす仙腸関節炎患者のデータベースも構築した。学術論文の投稿し査読中である。涙液中・血清中のmtDNA濃度を指標として、全身のストレス状態を評価するもしくは疾患状態を評価する方法・手段に関して特許取得した(特許6654326 ストレスバイオマーカー、特許6715526疾患バイオマーカー)。
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