研究成果の概要 |
治療歴のない急性期CSC患者33人33眼と年齢をマッチさせた健康人50名の眼を対照とした。定量的PCRにより血清ミトコンドリアDNA(mtDNA)レベルを測定した。急性/慢性炎症と酸化ストレスの生物学的マーカーであるHMGB1と8-OHdGの血清レベルも測定した。CSC群では、血清mtDNA濃度(36.5 ± 32.4 ng/mL)は対照群(7.4 ± 5.9 ng/mL,p < 0.001)に比べ有意に高く多変量回帰分析により血清mtDNA値の上昇は、漿液性網膜剥離の高さと有意に関連していた。血清 mtDNAとHMGB1 はCSC の臨床活動と急性期のバイオマーカーとしての可能性が示された。
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