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2020 年度 研究成果報告書

眼の加齢性変化と全身因子、生活環境、QOL

研究課題

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研究課題/領域番号 18K09418
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56060:眼科学関連
研究機関奈良県立医科大学

研究代表者

緒方 奈保子  奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (60204062)

研究分担者 上田 哲生  奈良県立医科大学, 医学部, 准教授 (00364068)
吉川 匡宣  奈良県立医科大学, 医学部附属病院, 研究員 (20632764)
宮田 季美恵  奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (40596748)
西 智  奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (70571214)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード加齢 / 白内障 / 白内障手術 / QOL / フレイル / 概日リズム / 加齢黄斑変性 / von Willebrand因子
研究成果の概要

地域住民コホートの横断研究おいて、白内障があると無い群に比べ生理的夜間血圧変動が少なくなり、頸動脈硬化のリスクが約1.6倍高くなることがわかった。白内障で眼底へのブルーライトの到達が妨げられ概日リズムが変化したためと考えられる。白内障手術により術後3か月のメラトニン分泌が増加し、白内障手術により概日リズムが改善する可能性が示された。さらに高齢者では視力低下により歩行速度にも影響が見られ、視力低下がフレイルの要因になることを示した。
von Willebrand因子と補体H因子の解析からpachychoroid neovasculopathyと滲出型加齢黄斑変性に生物学的活性の違いを示唆した。

自由記述の分野

眼科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

白内障は加齢に伴うほぼ必発の眼疾患であるが、白内障があると水晶体の混濁により視力が低下するだけでなく、血圧変動、頸動脈硬化の進行など全身的にも影響が大きいことを明らかにした。これは白内障により眼底へのブルーライトの到達が妨げられ概日リズムが変化したためと考えられる。
白内障手術によりメラトニン分泌が増加し、概日リズムが改善すると考えられ、視力の維持によりフレイルを予防でき、白内障手術が視機能の改善だけでなく、全身的に健康維持に働くということを明らかにした。
近年注目されるpachychoroid neovasculopathyと加齢黄斑変性の相違において初めて生物学的活性の違いを明らかにした。

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公開日: 2022-01-27  

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