様々な眼疾患および個体機能低下に介入すべく、抗HIF療法の確立を試みた。その中で既知のHIF阻害剤トポテカンを用いて、マウス酸素誘導網膜症モデル、網膜虚血再灌流モデルで得られた治療効果を報告した。さらに新規HIF阻害剤スクリーニングで得られたハロフジノン、ヒドロキシクエン酸、ラクトフェリンおよび魚類抽出物、ビタミンB6、フェノフィブラートの様々な動物モデルにおける治療効果を報告した。また海外グループから低酸素応答の近視進行への関与の報告を受け、我々も近視における網膜での光受容能の関わりを検討し、近年新たに見出された非視覚系オプシンの一つOPN5の関与を報告した。
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