オートファジーや代謝機能は加齢により低下する。TNF誘発視神経障害モデルを用いていくつかのオートファジーを活性化する薬物について検討した。まずサーチュインを活性化するSIRT1活性剤が視神経でオートファジーを亢進し、軸索保護効果を示すことを見出した。次にnicotinamide riboside(NR)を投与すると視神経のnicotinamide riboside kinase1が上昇することを見出した。NRはSIRT1発現を上昇させ、オートファジーを亢進させ、軸索保護効果を示した。最後にリン酸化p38が軸索障害で上昇することを見出し、オートファジー活性化により上昇が抑制され保護につながった。
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