• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2020 年度 研究成果報告書

増殖組織特徴的遺伝子発現を基盤とした個別化「硝子体内分子切除」治療概念の確立

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 18K09450
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56060:眼科学関連
研究機関久留米大学

研究代表者

吉田 茂生  久留米大学, 医学部, 教授 (50363370)

研究分担者 石川 桂二郎  九州大学, 医学研究院, 助教 (00795304)
園田 康平  九州大学, 医学研究院, 教授 (10294943)
池田 康博  九州大学, 医学研究院, 准教授 (20380389)
久冨 智朗  九州大学, 医学研究院, 准教授 (50404033)
中尾 新太郎  九州大学, 医学研究院, 講師 (50583027)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード糖尿病網膜症 / テネイシンC / ペリオスチン / 分子標的
研究成果の概要

ペリオスチン・テネイシンC蛋白複合体によりテネイシンC、ペリオスチンとファイブロネクチン蛋白の存在が確認された。
PDR硝子体液において、ペリオスチン、テネイシンCとファイブロネクチンの間に有意な高い相関関係がみられた。ペリオスチンノックアウトの抑制効果はテネイシンCノックアウトの抑制効果より強く、ダブルノックアウトの抑制効果と同様であった。今回の研究では、血管新生の足場としてペリオスチン、テネイシンC、フィブロネクチンを含むタンパク質複合体形成が重要であり、さらにペリオスチンがその複合体の形成過程でテネイシンCの結合に重要であることが明らかとなった。

自由記述の分野

眼科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

我々は、極小検体である増殖組織のゲノムワイド遺伝子発現解析に初めて成功した。引き続いて、抽出された増殖組織特徴的遺伝子群であるペリオスチン・テネイシンCが眼内増殖組織促進に極めて重要な役割を果たすことを明らかにした今回、ペリオスチン・テネイシンC蛋白複合体の抑制にペリオスチン抑制のみで十分効果的であることがわかった。ペリオスチン、テネイシンCの網膜での発現レベルは低く、ペリオスチンを標的とした分子標的薬を創製できれば、正常網膜にほとんど障害を与えることなく、増殖組織のみを消退させる治療となることが期待される。

URL: 

公開日: 2022-01-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi