研究成果の概要 |
常染色体優性遺伝性(AD)網膜変性疾患(IRD)治療開発を目的として、GUCY2D遺伝子によるAD錐体杆体ジストロフィ患者由来iPS細胞の遺伝子編集を行い、優性阻害を起すアレルの遺伝子発現を特異的に抑制しうるモデルを作製した。病因変異を編集することなく、別の多型配列を利用しアレル特異的にフレームシフト欠損を導入することができた。 この方法を応用しうる遺伝子異常をもつ症例を探索するために、130遺伝子についてIRD180症例のターゲットシークエンシング解析を行った。GUCY2D、RHO、CRX,PRPH2,RP1, SNRNP200, RP1L1,PRPF8遺伝子に優性阻害を起こす変異を検出した。
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