現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
1.前年度に引き続き、正常ヒト角化細胞を用いた単層培養細胞に対しScratchによる物理的創傷を作成モデルを使用している。HMGB1 Aboxを投与することで創治癒の改善がみられたが、至適濃度および至適条件を探るために様々な条件下で同様の実験を繰り返し、HMGB1 Aboxの至適濃度が100ng/mlであると断定した。 2.マウスの背部に8mmパンチで創傷に対し、皮膚科領域細菌群(e.g., Group B, Streptococcus, Group A streptococcus, S aureus, MRSA, poly(I:C))およびHMGB1 Aboxを塗布した。HMGB1 Aboxで創治癒の改善がみられた。 3.現在各種細菌群とHMGB1 Aboxを同時に塗布して創傷治癒の状況を確認する実験を進行中である。
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