研究実績の概要 |
9患者の同意を得たのち、手術中に肋軟骨、および過去に移植された軟骨の中で廃棄される部分を回収、凍結した。1.軟骨重量、乾燥軟骨重量を定量した 2.プロテアーゼ消化に続くセルラーゼ消化の手順により不飽和二糖分析を行った。プロテアーゼ消化については、50℃ incubate,O/N→100℃ boil→3000~5000rpm,4℃,20~10min→上清を各サンプル200ul(重量20mg)ずつ分注→4倍量塩飽和EtOHでエタ沈 (800ul)→3000~5000rpm,4℃,20~10min→沈殿回収,ドライアップとした。セルラーゼ消化については、50℃ incubate,O/N→100℃ boil→3000~5000rpm,4℃,20~10min→上清を4倍量塩飽和EtOHでエタ沈 (800ul)→3000~5000rpm,4℃,20~10min→沈殿回収,ドライアップという手順とした。解析データとしては、乾燥重量(g)、アクチナーゼ量(mg)、10γ/λ enzyme量(ul)、1MTris-HCl (pH8) (ul)、1MCaCl2 (ul)、D.W. (ul)である。データのばらつきが大きく、現時点では統計解析を行うまでには至っていない。 サンプルがまだ少なく、データの差が個体差によるものか、移植後の反応によるものか、明確な判断ができなかった。今後サンプルを増やして評価していく予定である。
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