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2020 年度 実施状況報告書

中枢末梢神経軸索再生における瘢痕の抑制

研究課題

研究課題/領域番号 18K09500
研究機関公益財団法人田附興風会

研究代表者

石川 奈美子  公益財団法人田附興風会, 医学研究所 第5研究部, 主任研究員 (00462276)

研究分担者 鈴木 義久  公益財団法人田附興風会, 医学研究所 第5研究部, 研究主幹 (30243025)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード神経 / 再生 / 瘢痕
研究実績の概要

坐骨神経及び脊髄損傷モデルにて磁場をかけた条件下にて、損傷後1-4週間後の瘢痕形成後のモデルに対し磁場の影響を検討した。ラットの坐骨神経の再生軸索成長円錐部でのCa2+の変化を測定したが、濃度変化には有意差がなかったが、損傷後早期(48時間、4日間)におけるcAMPの発現は上昇していた。再生軸索先端で軸索に沿って認められたマクロファージはM2マクロファージであった。ラミニンは再生軸索の足場となっていることが推測され、M2マクロファージやシュワン細胞に沿って認められた。中枢神経に対しては現在のところグリア瘢痕形成により軸索再生は阻害され認められていない。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

磁場発生装置及びネオジム磁石の作成が遅れているため静磁場による地場配向性の研究が遅れている。

今後の研究の推進方策

軸索再生に関与すると言われているL 型 Ca2+チャンネルについて研究を進める。また、シュワン細胞の培養を行いマイクロアレイによるRNAの発現量を解析する。
神経成長円錐部の組織を採取し組織マイクロアレイにより局在するタンパク質発現を行い検討する。地場発生装置作成と並行してネオジム磁石を作成し、静地場発生下における神経軸索の伸長をタイムラプス撮影を用いて観察する。

次年度使用額が生じた理由

コロナの影響にて装置の作成が遅れているため。

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公開日: 2021-12-27  

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