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2020 年度 研究成果報告書

難治性口腔扁平上皮癌におけるセツキシマブ耐性ループ仮説の検証

研究課題

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研究課題/領域番号 18K09504
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57010:常態系口腔科学関連
研究機関新潟大学

研究代表者

佐伯 万騎男  新潟大学, 医歯学系, 教授 (30273692)

研究分担者 山崎 学  新潟大学, 医歯学系, 助教 (10547516)
柿原 嘉人  新潟大学, 医歯学系, 助教 (40379938)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードR2TP / p53 / 口腔扁平上皮がん
研究成果の概要

研究期間中にR2TP複合体について得られた成果は大きく3種類に分けられる。ひとつは口腔扁平がんを用いた研究についてまとめて発表したことである。これまでの哺乳類細胞についてのR2TP複合体の機能解析は乳癌細胞株などを用いて行ってきたが、口腔扁平上皮細胞および口腔扁平上皮がん組織検体を用いた研究について初めて成果を発表した。
また、もうひとつはこれまで知られていなかったR2TP複合体(正確にはその構成因子のPontin/Reptin)の標的タンパク質HEATR1を見出し、発表したことである。
最後に、Pontinががん抑制遺伝子のp53と結合し、その機能に影響を与えることを発表した。

自由記述の分野

歯科薬理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、申請者がこれまでに蓄積してきたPontin/Reptinの基礎的な機能解析結果に基づくものである。口腔がんにおいては未だPontin/Reptinの作用機序に関する研究報告例はなかった。申請者はPontin/Reptinが、口腔扁平上皮癌組織の悪性領域で高発現していることを確認し、口腔がんの診断マーカーとなりうることを見出した。Pontin/Reptinは酵母からヒトまでの真核生物において広く保存され、重要な生物学的意味を持つ。これらの基礎的な特性を明らかにすることにより、これまで難治性だった口腔がんはもちろん、他のがん研究への波及効果を含め、他分野へも広く知見を提供できるであろう。

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公開日: 2022-01-27  

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