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2020 年度 研究成果報告書

老化制御による歯周病・動脈硬化症関連性への分子基盤の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 18K09611
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57030:保存治療系歯学関連
研究機関松本歯科大学

研究代表者

吉成 伸夫  松本歯科大学, 歯学部, 教授 (20231699)

研究分担者 尾崎 友輝  松本歯科大学, 歯学部, 助教 (10802902)
石原 裕一  公益財団法人ライオン歯科衛生研究所(研究部研究開発室), 研究部研究開発室, 研究開発室長 (50261011)
田口 明  松本歯科大学, 歯学部, 教授 (70243582)
宇田川 信之  松本歯科大学, 歯学部, 教授 (70245801)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード歯周病 / 動脈硬化症 / 老化制御 / 分子基盤
研究成果の概要

本研究の目的は,老化制御による歯周病・動脈硬化症の関連性解明と抗老化療法の開発である.若齢および高齢マウスに実験的歯周炎または動脈硬化症を誘導し,DasatinibとQuercetin投与による老化細胞除去を行い,各群の歯周炎および動脈硬化症悪化状態,老化細胞の除去程度を評価した.
その結果,抗老化療法を施した高齢マウス群において,動脈硬化症部位の縮小および歯槽骨吸収量の減少を示し,抗老化作用が確認された.一方,若齢および高齢の対照マウス群では特異な所見は認められなかった.以上より,老化細胞除去薬による抗老化作用は,慢性炎症性疾患に対して有効な治療法になりうる可能性のあることが示唆された.

自由記述の分野

歯周病

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究結果により,老化が歯周病や動脈硬化症などの慢性炎症性疾患に対して影響を及ぼしていることが立証され,両疾患の相互関係の解明に寄与できた.同時に,老化制御が,慢性炎症性疾患の発症・進行を抑制し,寿命を延伸するという抗老化細胞療法の開発という新たな研究分野の展開にもつながると考えられた.本研究のさらなる発展は,超高齢社会における健康寿命の延伸に貢献する鍵を握っている.

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公開日: 2022-01-27  

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