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2022 年度 研究成果報告書

赤外照射による外部刺激応答性を持つ低侵襲インテリジェントDDSの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 18K09616
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57040:口腔再生医学および歯科医用工学関連
研究機関長崎大学 (2019-2022)
北海道大学 (2018)

研究代表者

阿部 薫明  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 准教授 (40374566)

研究分担者 高田 知哉  公立千歳科学技術大学, 理工学部, 准教授 (00342444)
兵野 篤  旭川工業高等専門学校, 物質化学工学科, 助教 (20554299)
木場 隆之  北見工業大学, 工学部, 准教授 (40567236)
玉井 美保  北海道大学, 歯学研究院, 助教 (20619704)
江良 裕子  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 助教 (00825309)
成徳 英理  北海道大学, 歯学研究院, 学術研究員 (00829393)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワード薬剤徐放 / ゾル-ゲル / 赤外照射 / 外部刺激
研究成果の概要

外部刺激によりゾル-ゲル相転移を起こすハイドロゲル複合材料を開発した。試作したポリ アクリルアミド系ハイドロゲル複合材料は過熱-冷却過程により、可逆的なゾル-ゲル相転移を示した。この相転移制御用外部刺激として赤外光利用のために、効果的な光熱変換特性を持つことが知られているカーボンナノチューブ(CNT)へと親水化処理を施し、ハイドロゲルとの複合材料を作製した。この材料は、赤外光照射により効率的にゾル化し、可逆的なゾル-ゲル相転移を示した。ゾル化によりモデル薬剤の放出も確認された。これらの結果から、赤外光照射によりゾル-ゲル相転移を示し、薬剤の放出を可能とする新規材料の試作に成功した。

自由記述の分野

バイオマテリアル

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の成果として得られた赤外光照射により薬剤徐放を可能とする新規ハイドロゲル複合材料は、薬剤の投与を必要とするタイミングに、開腹などの外科的な侵襲を与えず、且つ大型の装置の使用を必要とせずに、小型の赤外光源を用いることで簡便に薬剤の放出を可能とする材料である。用いた材料は既に医療材料として使用されている化合物や、安全性の検討がなされている物質であり、医療応用への展開も期待できる。この技術により、歯科のみならず医学領域においても、非侵襲的に効果的な薬剤の投与を可能とするため、患者のQOLの向上への貢献が期待される。

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公開日: 2024-01-30  

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