• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2020 年度 研究成果報告書

細胞遊走因子LRP1の歯周組織修復環境における機能的役割

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 18K09625
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57040:口腔再生医学および歯科医用工学関連
研究機関日本大学

研究代表者

二宮 禎  日本大学, 歯学部, 准教授 (00360222)

研究分担者 小出 雅則  松本歯科大学, 総合歯科医学研究所, 准教授 (10367617)
中村 浩彰  松本歯科大学, 歯学部, 教授 (50227930)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード歯根膜細胞 / LRP1 / 幹細胞
研究成果の概要

本研究では、骨損傷部位や抜歯窩に動員される間葉系細胞(MSCs)の特徴およびそれらが発現するLow density lipoprotein receptor-related protein 1 (LRP1)の機能的役割について検討した。組織損傷後、早期にMSCsが動員されるのだが、そのMSCsにはLRP1が発現することが明らかにされた。そして、LRP1発現が細胞遊走能に関与し、骨代謝関連遺伝子を調節することが明らかになった。本実験によって、MSCsが発現するLRP1が骨組織損傷部位で、骨形成および骨吸収を調節する可能性が示された。

自由記述の分野

口腔解剖学

研究成果の学術的意義や社会的意義

歯周炎などによる歯の喪失に対して、どのように歯を再生するかが大きな課題になっている。歯槽骨を再生および維持するためには、歯根膜に存在する細胞機能を解明することが重要である。歯根膜には、幹細胞である歯根膜幹細胞が存在し、この細胞によって、歯槽骨が形成されている。しかしながら、歯根膜幹細胞がどのようにして、歯周組織の環境を維持しているのかが不明であった。本研究によって、歯根膜幹細胞の持つLRP1が骨代謝を調節する可能性が示された。この成果は、歯周病治療薬および歯科矯正の新たな治療法の開発に繋がると考えられる。

URL: 

公開日: 2022-01-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi