研究課題/領域番号 |
18K09645
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57040:口腔再生医学および歯科医用工学関連
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研究機関 | 鶴見大学 |
研究代表者 |
広田 一男 鶴見大学, 歯学部, 非常勤講師 (60563848)
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研究分担者 |
村田 貴俊 鶴見大学, 歯学部, 講師 (10313529)
岡田 彩子 鶴見大学, 歯学部, 助教 (60515584)
花田 信弘 鶴見大学, 歯学部, 教授 (70180916)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 歯周病 / カルシウム / グラスアイオノマーセメント / カドヘリン / 歯周ポケット / EPMA |
研究成果の概要 |
ラットの上顎1番臼歯の歯根部に絹糸を巻くことによって惹起させた歯周病モデルにおいて、歯周パック材としてグラスアイオノマーセメント(GIC)を用いた場合はコンポジットレジンや無処置の場合に比較してポケット深さ及び歯肉炎症状を改善させた。 またEPMAによりポケット周囲の歯肉表面にはCaの分布が観察された。この事はポケット深さの改善にGICから放出される金属イオンが寄与した可能性を示唆した。上皮細胞の接着因子であるカドヘリンの結合はCaイオンによることが知られているが、歯周ポケットにおいても材料から放出される金属イオンによってその結合が改善される可能性が示唆された。
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自由記述の分野 |
歯科材料
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、少子高齢化の傾向が一層顕著になり高齢者の割合が増加し、健康問題を抱える高齢者の増加も社会保障問題や国民の負担と絡めて社会問題となっている。高齢者の心身の健康維持には食事の摂取が欠かせず、歯の保存は高齢者の健康増進の要素の一つである。高齢者の歯の喪失は齲蝕よりも歯周病によることが多い。歯肉上皮の細胞間接着にはカドヘリンが関与しその細胞間接着はCaイオンによることが公知である。本研究は歯質接着性の歯周パック材に徐放性Caを配合する事により歯周ポケットの改善を達成した。このことは歯周病の新規な治療手段を提供する学術的意義があるとともに、高齢者が健康寿命を伸ばす社会的意義は極めて大きい。
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