研究課題/領域番号 |
18K09679
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
秋葉 陽介 新潟大学, 医歯学総合病院, 講師 (70547512)
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研究分担者 |
照沼 美穂 新潟大学, 医歯学系, 教授 (50615739)
水野 潤 早稲田大学, ナノ・ライフ創新研究機構, 上級研究員(研究院教授) (60386737)
泉 健次 新潟大学, 医歯学系, 教授 (80242436)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | チタン / インプラント / 規格化ナノ構造 |
研究実績の概要 |
インプラントに用いられるチタン表面の微細構造は周辺細胞の活性に影響を与える。しかし、チタンのナノサイズ構造の規格化形成は困難なため、微細構造に接着する蛋白質や多糖類は十分に解析されておらず、微細構造研究は、臨床応用に至る十分なエビデンス構築に至っていない。我々は、チタンのナノ構造の規格化に成功した。このナノ構造を有するチタン表面の極微量な結合物質の解析により、チタン表面への有機物の接着機構や骨形成促進機構解明が可能となる。予備実験では血液を播種した規格化ナノ構造チタン基板表面から、特定の蛋白多糖類や微量元素が回収され、さらに規格化ナノ構造チタン基板が細胞機能、組織形成を制御できることが示唆された。本研究はチタン表面のナノサイズの規格化により最適な構造を見出し、表面接着蛋白を同定することでオッセオインテグレーション成立機構を解明する。更に本研究で見出された規格化ナノ構造と細胞機能・組織形成制御機構を応用し、周辺組織の制御機能を持つ生体活性材料の開発を目指す。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
ナノ構造による細胞生育制御には施行しているが、チタン特異的に接着するタンパク質、骨形成促進作用のあるタンパク質の単離に時間がかかっている
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今後の研究の推進方策 |
今後はちたんん特異的に結合するタンパクのうち骨形成を促進するもの、細胞接着を促進するものを単離し、接着促進させるナノ構造を形成する
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次年度使用額が生じた理由 |
動物実験の施設使用量変更のため差額が生じた
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